FC2ブログ

Carefree Life

日々の出来事を、細々と不定期に。

プロフィール

sin雪

Author:sin雪
ここは、sin雪のブログページでございます。
それだけです。
はい、はい、ほんとすいません。
いえ、なんでもないです。

リンクフリーです。よろしければどうぞ。
まぁ、いないか (゚Д゚)y─┛~~


FC2カウンター


最近の記事


最近のコメント


最近のトラックバック


月別アーカイブ


カテゴリー


ブロとも申請フォーム


ブログ内検索

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

GUN LIFE Ⅲ

「ザー・・昨日・・・街に・・・に・・・体が発見・・・1人は・・・に弾・・・方・・・肩・・・斬ら・・とが・・・ザー」

とぎれとぎれのラジオの声が店内に流れる。しかし、誰も反応はしない。大方、銃殺された死体がどうのこうのという話だろう。そして、そんな事はこの世の中では当たり前の事で、驚くことのものでもない。皆、酒を飲み、つまみを食べながらそれぞれの話に華を咲かせている。
いつもの風景・・・であるが、今日は少し違った。カウンターに座っている黒のロングコートを羽織り、帽子を目深に被っている男がさきのラジオを聞き、何やら考え込んでいる様子だ。
「お客さん、どうかしましたか。」
このバーのマスターである私は、食器を洗いながら声をかけてみた。
「さっきのラジオを聴いて、何やら考え込んでいるみたいですが。」
男は顔を少しあげ、こちらを見た。話しかけられたことに、気づいたみたいだ。バーボンを一口飲み、帽子を少し上げた。顔を見るとまだ若い。
「あぁ、さっきのラジオとぎれとぎれだったんで、聞き取れなかったところを考えていたんだ。」
見た目とは逆に、少し高めの声で男は返事をした。
「すいません、どうも今日は調子が悪いみたいで・・・。でも、いつものように、銃撃戦があって、その跡が発見されたって話でしたよね?」
私はいつものニュースと、よく聞いていなかったがそんな感じだろうと言った。しかし、男は少し真剣な顔つきになり、ボソボソと言いはじめた。
「・・・まぁ、そうなんだが。おかしな事を言っていた。」
私は首をかしげ、思い出そうとしてみたが、それらしいことはでてこなかった。
「おかしな事・・・というと?」
「・・・2人発見されて、1人は弾痕・・・まぁ頭だろうな。しかし、2人目はどうやら弾痕はなかったらしい。」
「ふむ・・・。」
銃ではやられなかった。銃以外でやられたということ。考えられるのは、銃が使えない場合の時の皆が1つは持ってるであろう短剣でやられたということだろう。私はそう言ってみた。
「その可能性もあるが、しかし刺されたというのは言ってなかった。聞き間違いかもしれないが・・・肩から腰にかけて斬られていたと言っていた・・・。ナイフでそこまで斬れることはないだろう。」
「肩から斬られていた・・・ですか。確かにナイフでは、難しいですね。だとしたら・・・剣ですか。」
昔は剣での斬り合いが戦いの主流だった。しかし、銃器が普及した今では剣などを使う者はほとんどいない。近づく前に、体に風穴をあけられるからである。
「考えられるのは剣だな。しかし、マスターも知ってる通り今の喧嘩は、コイツが主流だ。」
と言って、腰から中型のハンドガンを取り出す。
「喧嘩ですか・・・面白いこといいますね。」
命がけの戦いを喧嘩と言う男に、私は少し驚いた。つまりは、相当の腕の持ち主なのだろう。並の腕では、そんなふざけた事は言えないはずである。
「コイツはオールレンジで使えるよくできた武器だよな。まぁ、遠距離だと当てにくいが。それに対して剣は、近距離・・至近距離でしか発揮できない。」
銃を腰に戻し、また一口飲み間をおく。
「どうやって、そいつは2人を別々の方法で倒したと思う?」
男は口に手をやり、私に質問を投げかけてきた。
「考えられるのは・・・まず奇襲で1人を刀で斬り、次にもう一人を銃で・・・。もしくは、その逆ですかね。」
私は、言い終えたころにふと、違和感を感じた。
「でも、おかしいですよね。なぜその人は銃で2人を倒さなかったんでしょうか。奇襲にしても、逆にしても、ハイリスク・ローリターンですよね。近づくよりは、銃で倒したほうが、よほど安全で確実です。」
男は期待していた返事通りのようで、少し笑った。
「そう、そこがおかしい。仮に奇襲で斬ったとしても、相手に位置を知らせるだけだ。まぁ、弾の節約・・・と考えることもできるが、命と弾、どちらが大事が比較することもないよな。そして逆の場合、銃声で同じく知られる。こっちは、もう近づくのは不可能に近い。なのに斬って倒している。どちらもおかしい。」
一気に喋り、一呼吸おき、男は少し考え、口を動かす。
「・・・マスターはある男の噂を聞いたことがあるかい?」
「噂というと・・・?」
「信じられない話だがな。異国の剣を持つ男の話さ。そいつは、銃の腕も相当のものだが、本当に怖いのはその剣を使ったときらしい。」
男は帽子を動かし、さらに続ける。
「信じられるかい?銃弾を剣で弾きながら近づき、相手を斬り倒す事ができるっていう話を。」
男は苦笑する。その噂なら、前に聞いたことがあった。当時はそんな馬鹿なと、全く信じていなかったが。今でも信じられないが・・・。
「そう、俺も信じられない。しかし、その噂が真実だとしたら、さっきの話と一致させることができるんじゃないか?」
「・・・確かに。銃弾を弾くことができるなら、近づくのは難しくないし、推測の話も説明ができますね。」
しかし、納得がいかない。剣で銃弾を弾く、そんな芸が人間に本当にできるのだろうか。私が考え込んでいると
「マスターそんな考え込むなよ。大方、2人のほうが弾切れでも起こしたんだろう。噂は噂、誰かが大げさに言っただけだろうよ。」
少し笑いながら、男は言う。
「あはは、全くそっちから振ってきた話でしょう。」
男は冗談で言っていたのだと、今さら気づいた。すっかりはまっていた私を男は、ニヤニヤと笑っている。
「いや、すまないな。どうも推測するのが大好きな性分でね。いや、いい時間つぶしができたよ。ごちそうさま。」
お金をカウンターに置き、男は帽子を深く被りなおし
「またくるよ。」
そう言うと店を出て行った。
「・・・そんな人が本当にいるのなら、このつまらない今の世の中も少しは楽しくなりそうですけどね。」
誰に言うわけでもなく、私は酒を一口飲みながら呟いた。

明日、どうしても外せない用事があるため、今日はお客さんには悪いが、早めに店を後にしてもらった。店内には、今私1人である。雑用を終え、そろそろ店を閉めようと、入り口に向かって歩こうとしたとき、誰かが店に入ってきた。
「ありゃ、もう終わりかな?」
「すいません、明日臨時休業で、今日は早めに終わりにしちゃったんですよ。」
そう言うと、暗くてよく見えないが、男はガックリと肩を落とした。
「そうかぁ、それならしょうがないか。また今度くるよ・・・。」
男はトボトボと店を出ようとする。さすがに、かわいそうだなと私は思った。それに、1人ならそれ程時間はかからないだろう。
「一杯でよろしければ、どうですか?お付き合いしますよ。」
私は、外に出て入り口の札をCLOSEにし、カウンターに戻った。
「本当かい?恩に着るよマスター。もうこの一杯のために、今日がんばってきたようなもんだからさ。」
男は大袈裟に言うと、スキップでカウンターの方に寄ってきた。私はそれを見て苦笑しつつ、ライトをつけた。明かりに照らされたのは、20代半ばくらいで、髪は珍しい黒色をしていて短めであり、爽やかな感じの男だった。
「おや、お客さんこの国の人じゃないですね。」
男は、一口酒を飲み、幸せそうな表情をしながら頷いた。
「そうそう、わかるんだ。あれか、この髪の色かな。黒はやっぱ珍しいみたいだな。」
そう言い、黒髪の男はまた一口と酒を飲んで行く。本当に楽しみにしていたようだ。
「どうですか、がんばった後のお酒は。自慢じゃありませんが、うちの店のはちょっと自信ありますよ。」
男の笑顔に感化され、私は自分でも違和感を感じる微笑で言っていた。
「最高だね。うん、次からはこの店にくるよ。惜しいな、今までこの店を知っていなかったのは。これからは、今まで以上にがんばれるよ。」
聞いてて恥ずかしくなる事をスラスラと言い、残りを飲み干した。
「ごちそうさま、マスター。おいくらかな?」
「そうですね、今日は初ということで私からの奢りということで。」
黒髪の男は、少し目をパチパチとさせ驚いていた。段々と笑顔になっていき、私の手を握りブンブンと振る。
「本当かいっ、いやぁ、知人全員にこの店をお勧めしとくよ。それじゃ、あまり長居しちゃ悪いから、そろそろ。」
立ち上がり、コートを羽織る。そこで、私は妙なものをみた。男の腰には、変な形をした剣のようなものが下げられていた。私の視線に気づき男は笑い、ソレを手に取った。
「これは、俺の国の・・・まぁ俗に言う剣だよ。おもしろいだろ?刀って言うんだけどね。こっちの剣とは形や使い方が全然違うから、これまた珍しいみたいだね。」
どこか・・・聞いたような・・・違和感が私を襲う。
男は、気にした風もなく
「それじゃ、また。」
ギイィと音をたて、店を出て行った。出て行った事に気づかず、私はしばらく違和感が何なのか必死で思い出そうとしていた。
[信じられない話だがな、異国の剣を持つ男の話さ。]
カウンターでの、男との話が頭を過ぎる。
「まさか・・・あの話は・・・だとすると、今の人が・・・。」

ライトを消し、自室に戻る間も私は、それについて考えていた。部屋に着き、窓を開け放つ。

見える景色は闇で、風は冷たい
しかし、空には満月が綺麗に浮かんでいる
今日の出来事を象徴するような
幻想的な夜であった。

-To be continued-
うへ、ツカレタ。
スポンサーサイト

コメント


pixel pixel pixel
pixel
あーこれ、続き気になるわ。
俺も書こうと思っても、ばっきさんの小説の前じゃ霞んでしまいますよ。
pixel
pixel pixel pixel

pixel pixel pixel
pixel
はいはいワロスワロス。
思ったら書けっ、あつい。。いやほんと暑いね(;´ρ`) グッタリ
アツイ思いをぶつけろぅ!

こういうの書いてみて、コメントつくのスゴイタノシミなのよね。
見たら何か書いてネ、書け、うるさいだまれ
pixel
pixel pixel pixel

pixel pixel pixel
pixel
いいね!! ( ゚∀゚)
pixel
pixel pixel pixel

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://ferisu.blog49.fc2.com/tb.php/15-1fe7ba37

 | HOME |  ▲ page top


back
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。